納得が、いかないんです。なんでだかわからないけれど、納得いかないんです。これで終わりだっていう気がしないんです。それは熱烈なファンの終わってほしくない!という願望からではなく、ただただ、漠然と胸に浮かぶ、なぜ、なんです。
今までは、今までは手に汗握る展開ならばドキドキしながら先を読まず流れに任せてページをめくって一心不乱に読んでいました。悲しければボロボロ泣いていました。それが今回はできなかった。感情移入、できなかった。確かにしている部分もあったけれど、でもそれはほんの少しでしかなかった。読もうと思っていないのに展開があっさり読めてしまって、実際そのとおりだった。文体がいけなかったの?それとも私が読書しすぎたから?本を読み過ぎてもうできなくなってしまったの?
納得ができないんです。これで終わりだっていう。こんな程度で終わりなの?こんな?こんな程度で?どうしてもそう思ってしまう。過剰な期待をしていたわけではありません。予約なんか頭にも浮かばなかったし、あれ、もうすぐ発売日だっけ、というそんな程度でした。報道されればされるほど冷めていって。
私が、大人になってしまったからでしょうか。もうあの頃の子供じゃなくなってしまったからでしょうか。10年前の私じゃないから?10年も経てば人は変わってしまうから?そうであったなら、とても悲しい。いい作品をいいように読みたい。素直に感動したい。どうして、今回、こんなに私は、落ち着きすぎているんだろう。
たくさんの人が、作者のいうとおりに死にました。哀悼とお別れとありがとうを。生きている人には、幸いがそこにあらんことを。
とりあえず、納得させるために原書を読もうと思います。辞書開いて、日本語版を手元に置いて、照らし合わせながら。時間はとてもかかるだろうけど。それと同時にハリポタサイトさんたちの感想も読もうと思います。そうしたら、もっと感情的になれるかもしれない。
友人と話もしよう。私より先に読み終わった彼女はどう思っているだろう。
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