太宰治の『人間失格』を読み終わりました。どうしよう・・・1日1冊ペースで読んでます。でも、『星の王子さま』も『人間失格』も薄いですからね、そう悲観することでもないでしょう。残りあと3冊です。今週中に読み終わってしまいそうな予感。
どうやら、少し読んでみたことがあったみたいです。第一の手記は、読んだ記憶があります。が、自分で本を手に取り読んだ記憶はありません。中学か高校の国語、もしくは現代文の授業で読んだんでしょうか。あれ?読んだことある、と驚きました。が第二の手記からは全然知らない話だったので、読んだことがあるのは第一の手記のみみたいです。
表紙の小畑が描いたのは、多分二葉目の写真ではないでしょうか。美青年。確かに美青年だけれど薄気味悪く、人間の感じがしない、という。カバーかけてもらったのですが、それをわざわざとってまで眺めてます。うーん、いい味出してる。
太宰治はかなり読点で文章を繋いでいく作家なんですね。句点があまり使われず、ポツリポツリと読点で切ってあって、実に上手い使い方だなぁと感心します。さすが、とでも言うべきでしょうか。心情や考えを述べるときって、ああいう感じですよ実際。タラタラと句点で区切れずにつらつらと読点で繋がっていってしまう。随分と前ですが、私もそういう風に一時期文章を書いていた時があります。あら、じゃぁやっぱりその時の授業で読んだのかしら?中学辺りで、一時期そういう書き方をしていました。けれど、太宰が好きそうなのは高校の先生なんですよね・・・はて、どうだったか。
落ち込んでる時に読むと死にたくなる本の代名詞ですが、『人間失格』といえば。今私は幸いにもそういう気分ではなかったので、落ち着いて読むことができました。しかしやはり落ちているときに読むと危険な気がしました。自虐行為にも限度ってものがあります。ですけど、太宰の書いていることも、わかります。私もそういう風に考えるときがあるから。でもきっと、誰もがほんの少しでも軽くでも一度は考えたことがあるのではないでしょうか。太宰はそれを突き詰めて突き詰めて煮詰めてしまった人だと思います。不器用だったんじゃないかな、なんて思います。折り合いをつけるのが苦手だった。人はみんな何かしら折り合いをつけて、それが下手であろうと上手かろうと、生きているのではないでしょうか。
次は『銀河鉄道の夜』を読みます。宮沢賢治。カムパネルラ!どういう話だったか全然覚えていません。随分昔のことです読んだのなんて。
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