仕事終わって帰ろうと外に出ると、それまでは降っていなかったのに、ポツリ、ポツリと雨が落ちてきました。家に近づくに連れて雨は強くなる・・・・・・家に帰った後、シャンプーとコンディショナーを買いに行こうと思っていたのですが、降り出した雨が本格的になってきたので断念しました。私、どこまで雨女なの。
父と二人で午後のロードショー鑑賞。『フィフス・エレメント』でした。ブルース・ウィリスとミラジョボ・ヴィッチが主演の、SF。どことなくスターウォーズ風味がするのは仕方がないでしょう・・・1997年の作品。やっぱりファーストインプレッションは、・・・うわ、SWのパクリにしかみえない。でした。でもそれなりに楽しめました。設定はなかなかいいと思うんですが、やっぱりどうしてもSWの後なので、ね。
ポルノアルバムの、8番目の曲『My 80's』の中の歌詞。
浩二&鉄人 oh Carp is the golden age
・・・というのがあります。1枚のアルバムに2曲も野球の話。この曲は80年代のことが色々と盛り込まれているのですが、野球を持ってきますか・・・。ちなみにこれは昭仁さんの歌詞。ポルノは広島出身なので、カープの話なのは当然です。確かに、カープの全盛期は80年代でしたね・・・今なんて、セ・リーグの最下位独走中!って感じですもの。どうにかならないのかなぁ、あれ。本当に。
乙一の『失はれる物語』文庫版を読みました。『さみしさの周波数』収録の、『失はれる物語』と『手を握る泥棒の物語』は飛ばして。最近読み返したばかりだし。この短編集に収められている話はどれも、一貫したテーマを持っているように思いました。明確にそれが見えます。どの話でも同じようなことが書かれ発されています。前向きなメッセージです。諦めないで、という。
『Calling You』は、漫画・映画『きみにしか聞こえない』の元の話。私は漫画先行なので原作を読むのは初めてです。やはり、原作と漫画は違うもので、漫画は少しアレンジが加えられていました。どちらかというと、漫画の設定の方が好き。余計に切ないです。でも原作も、やっぱり涙が出ます。
『傷』もとても切ない。どん底に落ちている時に読んだら、死にたくなるかもしれない、と思いました。太宰の『人間失格』に通じるような、違うような、死にたくなるような感じ。でも最後には救いがあるので、いいです。あのまま終わらなくて良かった・・・。世界に絶望してしまうきっと。
『しあわせは子猫のかたち』も、とっても切ない話でした。乙一の、こういう話が好きです。という時に挙げたい話。大事にしていきたいです。何度でも読み返す。最後の手紙に、涙が止まりません。乙一に泣かされてばっかりです。
『ボクの賢いパンツくん』は、うわ、新しい!という。懸賞の白いトランクスに印刷された話なので、この超超超短編が効いてます。こういうのも、いいです。
『マリアの指』は、乙一のミステリーって多分こういう感じなのかなぁ?という話。デビュー作辺りのミステリー(らしきもの?)を書いた乙一の話はまだ読んだことないので断言は出来ませんが、多分そうかしら。シックハウス症候群は、劇部時代にちょろっとなったので、リアルでした。練習・発表・大会会場のホールが、ホルムアルデヒドの濃度が高かったんです・・・。私も、頭痛くなったり、若干気持ち悪くなった経験あり。上手く構成されている話だなぁと思いました。
『ウソカノ』も、いいなぁ、こういうダメっぽい人を書く乙一が好きです。
読むのを渋っていた割には、読み始めると止まらなくて(私は本を読み始めるとなかなか中断できない)、いい話ばかりで、読んでよかったです。切なくて、希望が感じられるような話を読みたいときにお勧めします。
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